憲法や教育基本法で、こどもたちを含めた国民全員が、それぞれに応じた教育を受ける権利があることが定められています。
学校でも、こどもたちの多様性を尊重し、こどもたちの興味・関心を生かしたり、こどもたちの特性にあった方法で学んだりと、一人一人に合った学びができるような取組が進められています。例えば、総合的な学習の時間では、自分の興味・関心に基づいて学習に取り組んでみることができますし、一人一台のパソコンやタブレット端末を使うことで、自分の調べたいことを調べたり自分が学びやすい方法で学んだりすることもできます。
それでも、今いる場所で自分にあった学びがしづらいと感じたり、もっといろいろなことを自分にあった方法で学びたいと感じている人もいるかもしれません。
まずは、勉強の中で自分にとって苦手なことや、自分にあった学び方、自分の好きなことはどんなものか考えて言葉にしてみてはどうでしょうか。学校や自宅などで学ぶ中で、自分がつらいと思う学びの方法や心地よいと感じる学びの方法をいろいろ試してみたり、周りの人と話したりして、今の自分にあった学びの方法を探していけるとよいですね。
「好きなことがわからない」という人もいるかもしれませんが、それも大事な感覚です。好きなことは変化したり、揺らいだりもします。アニメや音楽、スポーツ、ファッションなど、みなさんの日常生活の中でも「なんかいいな」「もっと知りたいな」と思うことがあったら、ぜひそれを大切にしてみてください。
今の自分にあった学びの方法が言葉にできたら、保護者や学校の先生など周囲の大人に話してみたらどうでしょうか。もっと自分が学びやすくなるヒントがもらえるかもしれません。


ぼく・わたしあるある
勉強のこと
ひとりひとり興味関心のあることや心地よいと感じる学びの方法は多様です


